僕が電験3種に5ヶ月で合格した方法
僕は去年(平成27年度)電験3種に5ヶ月で1発合格しました。
そのときの勉強法なんかをざっくり紹介したいと思います。
電験3種の試験内容
この記事に目通そうとしてる時点で言うまでもないかと思いますが、念の為。
電験3種は次の4科目について科目別に試験を行います。
各科目の解答方式は、マークシートに記入する五肢択一方式です。
科目合格制度
試験の結果は科目別に合否が決まり、4科目すべてに合格すれば第三種電気主任技術者試験合格となりますが、一部の科目だけ合格した場合には科目合格となって、翌年度及び翌々年度の試験では申請によりその科目の試験が免除されます。
つまり、3年間で4科目の試験に合格すれば第三種電気主任技術者免状の取得資格が得られます。
一見受験生にとってはありがたい制度のように思えますが、
僕はこの科目合格制度こそが電験の落とし穴だと考えています。
科目合格制度に甘えない
4科目いっぺんに勉強したほうが効率が良い
4科目に分かれているとは言っても当然全て電気に関することです。
大学受験などと違って科目によってまるっきり違う勉強するわけではないのです。
科目同士の繋がりが多くあり、ある科目を勉強していてわからなかった部分が
他の科目を勉強していて理解できたなんてことはザラにあります。
法規のB問題なんかは理論や電力の知識で解ける問題がほとんどです。
理論に至っては全ての科目に繋がっています。
逆に言うと、 せっかく他の科目で勉強していても、年単位で時間を置いてしまうと忘れてしまってもう一度勉強する羽目になったりと二度手間になる恐れがあります。
つまりなるべく短い期間に全ての科目を勉強したほうが効率がいいのです。
科目合格制度を無いものと考える
3年で4科目取ればいいとなると
「1年目に2科目、2年目に2科目、3年目が予備で取りこぼした科目」
みたいに考える人が結構いるんじゃないでしょうか。
僕も最初はそんな風に考えてました。
真面目な人ならそれで問題なく合格できるのかもしれません。
でもちょっと冷静に考えてみてください。
本当に3年間も勉強し続けることができますか?
少なくとも僕には無理です。
中弛みしたりして、勉強しなくなる期間が生まれたりすると思います。
また、来年も受けれると考えると必ず甘えが入ると思います。
保険という考えもやめて1発勝負の試験と考えたほうがいいです。
その間はかなりきついかもしれませんが、1発合格を目指して期間を短くした方が絶対良いです。
3年で全科目合格できないと…?
ちなみに3年で全科目合格できなかった場合、1年目の科目合格分が消えてしまいます。
1年目の科目合格が消えても、2年目と3年目の科目合格分は残っているため、
下手に諦めきれず、何年も受け続ける受験者もいるらしいです。
正直かなり惨い。
毎日勉強する
別にこれは電験に限らず色々な資格でもそうかと思いますが、
電験は範囲も広いため、継続的に毎日勉強することがより重要だと思います。
勉強する習慣をつける
最初のうちはほんとに勉強するのが辛いです。
しかし、無理矢理毎日勉強していくうちにそれが普通になってきます。
自分の場合は学校の近くの喫茶店、自宅の近くの喫茶店、図書館、そして自宅など、色々な場所で日に2回3回と場所を変えて勉強しました。
本番の試験会場を考えれば必ずしも理想の環境で臨めるとは限りません。
試験本番で近くの席の人の貧乏ゆすりやちょっとした所作が気になるなんて話はよく聞きますから、どんな場所でも集中できるようにしておくことも大切だと思います。
空いた時間を無駄にしない
電験は単純な知識を問う暗記モノも多いため、電車での移動中など、ちょっとした時間を見つけたら参考書を開く癖をつけました。
僕の場合、緑のマーカーで参考書に線を引き赤い下敷きを使って暗記に活用してました。
古典的ですが、おすすめです。
ただ、マーカー引くだけ引いて勉強した気にならないように…。
まとめ
- なるべく1発合格を目指して短い期間で勝負する。
- 毎日勉強する。
面接の反応を見るに、やっぱりビルメンにおいて電験は印象が良いみたいです。
みなさんもぜひ電験を取得して就活や資格手当に活かしてください。
次回は使った参考書等の紹介をしたいと思います。
それでは。